「貞山運河の船遊びと新浜フットパス2018 part2」が開催されました

開催日:2018年8月4日(土)
場所:貞山運河(新堀)

仙台市協働まちづくり推進助成事業の助成金を活用した、貞山運河研究所と新浜町内会が主催する2018年度事業です。
船遊びpart2は、せんだいメディアテークの「せんだい・アートノード・プロジェクト」との協働事業となりました。


「みんなの橋」プロジェクト2018の足がかりとして、アーティストの川俣正氏が、南北に流れる運河をゆく「みんなの船」を制作しました。


最初に「みんなの船」の進水式が行われました。


10人くらい乗れる船です。


みんなの船の上からの景色。みんなの船も安定していて乗り心地が良かったです。


馬舟とみんなの船で貞山運河の対岸に渡り、みんなでフットパスを歩いて海辺まで行きました。

昨年に続き、川俣先生とフランスの学生さんも参加してくださいました。午後はみんなの家で意見交換をしました。来年も何かやる予定とのことで楽しみです。

四ツ谷用水親子バスツアー2018(仙台市事業)を開催しました

実施日:2018年7月25日(水)9:00〜12:00
現地案内:「四ツ谷の水を街並みに!」市民の会

2018年の「四ツ谷用水親子バスツアー」には8組18名(小学生と保護者)の参加がありました。天候は晴れ、気温は28度くらいでちょっと蒸し暑い感じです。


たまきさんサロン集合に集合して、出発前にアニメDVDなどを見て四ツ谷用水について予習をします。


バスに乗って、最初は広瀬川の郷六付近にある四ツ谷堰に行きます。
宮城県職員さんからは工業用水道について説明していただきました。取水された水は、キリンビールなどで使用されているそうです。ゴミを取り除く機械も間近で見ることが出来ました。


四ツ谷堰の入口付近には、土木学会の選奨土木遺産の銘板があります。


その次は、沈砂池と、四ツ谷用水の唯一の開水路が見られる場所を見学します。開水路は水が少なく、コイや小魚の姿が見られました。県職員さんのお話のよると、けっこうたくさんの魚が四ツ谷用水内に生息しているとのこと。


四ツ谷用水は掛樋によって沢を越えて流れていきます。聖沢掛樋は、現在はコンクリート性ですが、昔は木製で1辺が1.5mのサイズだったそうです。

バスに乗り、大崎八幡神社、北六番丁、北七番丁から、支倉堀の脇を通って移動しました。途中、河岸段丘の傾斜を確認しながら、以前は四ツ谷用水に水車があったお話などを聞きました。
途中、道が広くなった場所では、四ツ谷用水は桜川と呼ばれていました。桜川にかかっていた上杉山橋の親柱は、小学生が発見したあと今も残っています。


最後は、宮城県工業用水道管理事務所へ行き、四ツ谷用水が梅田川に流れ出るところも見学することができました。広瀬川と梅田川は、四ツ谷用水によってつながっているのです。

「貞山運河界隈の自然観察フットパス2018」が開催されました

2018年7月8日(日)10:00〜14:00
貞山運河(新堀周辺)

仙台市協働まちづくり推進助成事業の助成金を活用した、貞山運河研究所と新浜町内会が主催する2018年度事業です。第2回目は運河を渡らず、内陸側の自然観察(主に植生について)を行いました。


みんなの家に集合し、出発前に講師の平吹先生(東北学院大学教養学部)から説明をしていただきました。海岸の特徴、地質と地形について。新浜地区は、七北田川が残した若干高い場所に鍵状に集落ができています。微地形で植生も異なっていることなど、調査結果を紹介されました。


みんなの家を出発してみんなで歩きます。


ビオトープ田んぼでは、地元のメダカ400匹の保全が行われています。


運河沿いに残った松林の中に入っていきました。貴重な植物が残っているそうです。津波後、ヘビも戻ってきたとのこと。
いっしょに参加してくださった植物の専門家の杉山さんからも、ヤマアワ、グミ、ヒメガマなど道すがら植物について教えて頂きました。


植林している箇所を越え、藪漕ぎして、貞山運河に出ました。
現地を歩いた後は、みんなの家に戻って、今日の感想など意見交換をしました。

第12回雨水サロン・煉瓦下水道見学会を開催しました

主催:雨水ネットワーク東北
日時:2018年6月22日(金) 14:00~18:00
会場:(見学)煉瓦下水道窟、(座学)エル・パーク仙台 和室

第12回の雨水サロン(雨水利活用に関する勉強会)は、土木学会選奨土木遺産の仙台市煉瓦下水道の見学と下水道についての座学です。


仙台市職員の方のご案内で、煉瓦下水道の中を見学させていただきました。市からヘッドライト付きのヘルメットと長靴をお借りしました。


階段を降りて、煉瓦下水道の中に入ることができます。今まで修繕せずに使用できているそうです。
煉瓦下水道を見学した後、柳清水のあった場所を散策して、エル・パーク仙台に向かいました。


座学では、仙台市の下水道に詳しい神保美彦氏(仙台市建設局下水道経営部業務課)に「下水道の歴史と現状から、未来へ~仙台市の下水道について」と題し、話題提供していただきました。
「写真が語る仙台下水道120年」として、貴重な写真資料をたくさん紹介していただきました。

「貞山運河の船遊びと新浜フットパス2018 part1」が開催されました

2018年6月10日(日)10:00~14:00
貞山運河(新堀)

貞山運河研究所と新浜町内会が主催で、「貞山運河の船遊びと新浜フットパス2018 part1」が開催されました。昨年度に引き続き、仙台市協働まちづくり推進助成事業の助成金を活用しています。


仙台市内は朝から雨でしたが、沿岸部に着くと曇り。予定どおりイベントを開始しました。参加者とスタッフで60名くらいです。
最初に渡し舟に乗って運河を渡って海岸に行くグループと、Eボートに乗るグループに分かれました。


今回は、加藤新一さん手づくりの平駄(ひらた)舟が渡し舟として活躍しました。底が平らで、乗っているときの安定感があります。


運河を渡って海岸の方に向かって行くと、この時期はハマヒルガオがたくさん咲いています。ハマボウフウも見られました。


カワラバンさんのご協力で、Eボート(10人乗りの大型カヌー)体験もしました。


10人で漕ぐとスイスイと運河を進んでいきます。水面からの景色は新鮮です。


上船を待つグループは、東北学院大学の平吹先生と運河周辺の自然観察をしました。運河沿いにはミサゴが3つがいくらいいて、営巣しているそうです。巣を1つと、魚を運んで飛ぶ姿も見ることが出来ました。

午後はみんなの家で、運河周辺についての話や、感想などお話しいただきました。