第10回 いい川・いい川づくりワークショップ in 九州

開催日:2017年9月9日(土)・10日(日)
会場:福岡大学


「『川の日』ワークショップ」の第10回記念大会を経て、「いい川・いい川づくりワークショップ」も第10回目の節目を迎え、今年で通算20回目の開催となりました。
発表団体は44団体、東北からは遠いこともあり参加団体はありませんでしたが、全国からたくさんの川仲間が集いました。

1日目は、全44団体の活動発表の後、9つのテーブル選考に分かれて質疑や議論が行われます。2日目は、テーブル選考から推薦された団体の二次選考、最終選考が行われ、グランプリほか各賞が選ばれて表彰されました。

今年は、日本中の川や池、干潟などの湿地帯で活動する『北九州・魚部』がグランプリを受賞しました。
ワークショップの詳細はこちら
http://www.mizukan.or.jp/kawanohi/kawanohi.htm


また、通算20回ということで、20周年記念プログラムとして、延藤安弘さんによる「『川の日』ワークショップから“いい川”“いい川づくり”ワークショップ20年 幻燈かたり」、そしてフリートークも行われました。

樋井川流域のあまみず関連施設巡り

「第10回 いい川・いい川づくりワークショップ in 九州」のエクスカーション(2017年9月8日)では、あまみず関連施設巡りに参加してきました。雨水利活用の活動もこの頃は多いので、勉強です。

見学先は、5箇所。時間がなかったため、福岡大学内にあるあまみず科学センターは、9月10日のワークショップ終了後に見学させてもらいました。


■渡辺邸:雨の家
雨水の貯留・浸透・活用を想定して建設された個人住宅。

地下の17.5トンの貯留槽には、きれいな雨水が溜まっていました。トイレ洗濯お風呂に1ヵ月(最大2ヶ月)使えるとか。ゴミを沈める層には、5年で1cmほどたまったくらい。飲めるそうです(自己責任で)。


■中村大学田島グラウンド
軟式野球場の1万m2を10cm切り下げ、グラウンド全体で1,000tの水を溜める。


■川処 千力そば屋のあめにわ
樋井川沿いのそば屋で、軒先に雨水を利用した庭を設置。樽の中にはメダカが泳いでいました。


■あめにわ憩いセンター
築50年の民家を開放し、あまみずを介した地域の交流の場となるよう開設。足湯やかめを利用した雨水貯留(計画11トン)、庭への浸透による流出を抑制。サンルーム(語らいの場)や、学習室もあります。
あめにわ憩いセンター
http://amamizushakai.wixsite.com/amamizu/blank-8
あまみず社会研究会
http://amamizushakai.wixsite.com/amamizu


■あまみず科学センター(福岡大学内)
あまみず社会の概念、貯留や浸透について学ぶことが出来る施設を目指して設置。穴あき雨水タンク、雨を利用した植栽・造園施設、雨水浸透施設(建設中)。

「海辺散策〈新浜編〉」に参加しました

開催日:2017年9月3日(日)

今年度、ほぼ月1回開催されている貞山運河でのイベントです。今回は、せんだい3.11メモリアル交流館(http://sendai311-memorial.jp)と連携して行われました。


せんだい3.11メモリアル交流館の田澤さんは、新浜地区で地域の歴史、生活文化などの聞き取りもされているとのこと。まち歩きの案内をして下さいました。


最初に、境内に大銀杏が残る照徳寺に行きました。海見寺とも言われることから、400年前はここから海が見えたのでは、と。地域に残る包み焼き人形や、お地蔵さんのお話など伺いました。


新浜のおけどう堀の宝橋。水生植物が繁茂していて、ミズアオイ、ガマ、マコモが見られます。以前は、各家庭で盆ござを作っていたそうですね。

町内を歩いた後は、渡し舟で貞山堀を渡り、松の植林地を越えて海岸まで行きました。今月は、ハマニガナという黄色い花が見られました。

新浜みんなの家に戻ってから昼食をとり、午後は意見交換会を行いました。

御舟入堀のウォーキングと「運河で乾杯!!」に参加しました

貞山運河研究所が主催の「御舟入堀のウォーキングと『運河で乾杯!!』」に参加しました。貞山運河研究所では、運河の魅力を伝えるフットパスづくりに取り組んでいます。

実施日:2017年7月22日(土)
<ルート>
多賀城駅前発〜大代横穴墓群〜柏木遺跡〜柏木神社〜御舟入堀~貞山公園
〜武田の笹かまぼこ「運河で乾杯!!」参加
地元の方に、御舟入堀周辺の遺跡などをご案内いただきました。


大代横穴墓群:7世紀から8世紀にかけて造営された地元豪族の墓地。山の斜面に掘り込まれた横穴状の墓室だそうです。


柏木遺跡:奈良時代の製鉄炉や炭窯、工房跡がまとまって発見された遺跡。今は、一見すると公園のような感じです。


御舟入堀にある壁画。舟運の様子が描かれていました。


貞山公園まで、約2.5km歩きました。
歩いた後は、武田の笹かまぼこを会場に開催された“運河で乾杯”に参加しました。

「新浜の渡し船とフットパス2」が開催されました

6月のイベントに続き、貞山運河研究所と新浜町内会が主催の「新浜の渡し船とフットパス2」が開催されました。一般参加者、スタッフなど、約40名で新浜フットパスを歩きました。
今回は、「震災後よみがえった海辺の自然」というテーマで、海岸の植生について平吹喜彦先生(東北学院大学教養学部)にご案内頂きました。

○日時:2017年7月9日(日)10:00~14:00
○場所:貞山運河の新浜~八大龍王碑~愛林碑~新浜海岸~新浜みんなの家


震災で何もなくなってしまったところに植生が戻りました。自然の蘇りの力です。ハマニンニク、ハマエンドウなどが生えていました。


海岸堤防の上にて。
浜に降りると、ハマボウフウやコウボウムギが見られました。

海辺から戻った後は、新浜みんなの家で昼食と意見交換を行いました。暑い中お疲れ様でした。