2024年 初歩きを行いました

開催日:2024年1月6日(土)

2024年の初歩きは、10年ぶりに青葉の森の散策を行いました。
お天気は曇り(ときどき小雨)でしたが、気温が9度くらいあったため1月としては暖かな日となりました。 


参加者15名で宮城教育大学の正門前を出発し、管理センターを通って散策路に入ります。ルートは、モミジのみち〜中央散策路〜三居沢発電所です。


展望場所からは、放れ山を望むことができました。
東屋で日本酒と甘酒をいただいて一服しました。


アップダウンのある散策路を三居沢まで歩きました。


途中に謎の石仏があるとのことで、ちょっと寄り道しました。


終点にある三居沢不動堂の裏にある滝も凍ることなく水が流れ落ちていました。


ご参加ありがとうございました。お疲れ様でした。


梅田川 生きもの調べ隊(2023)を実施しました

*杜の都の市民環境教育・学習推進会議事業の『[環境社会実験]未来プロジェクトin仙台』事業
開催日:2023年7月22日(土)

一般申込の8組23名と、宮城教育大学の学生さん15名も参加してくださいました。

最初に宮城教育大学の棟方先生から昨年できた魚道についてご紹介いただきました。
今回は、魚道をはさんで上流と下流の2箇所で調査を行います。


魚道の下流側に移動して、魚捕りの前にCODパックテストで水質を見てみました。数日前の増水の影響なのか、CODの値は普段(2mg/L程度)より高く8mg/L〜となりました。


川に入る前に、カワラバンの菅原さんから魚の捕り方を教わります。


自由に魚捕りをしました。


次は、魚道より上流にある枯木橋に移動して、上流側に棲む魚を捕ってみます。


魚捕りをした後は、貝ヶ森市民センターで採集した魚の観察と、棟方先生に梅田川の魚についてのお話を聞きました。


調査の結果、魚が堰堤(魚道)の上流下流を行き来していることがわかりました。確認できた魚類は、モツゴ、ヨシノボリ、ギバチ、ドジョウ、またカワニナ、サワガニ、水生昆虫ではヘビトンボやガガンボの幼虫も採れました。環境が良くなってきているといえるそうです。この日オイカワは捕れませんでしたが、魚道の直下あたりに魚影があったかも、とのことでした。大雨の影響もあったかもしれません。
引き続き、梅田川の魚道について着目していく予定です。


四ツ谷用水バスツアーが開催されました

開催日:2023年5月20日(土)
主催:仙台市 環境共生課
(企画運営:水・環境ネット東北)

2019年以来の四ツ谷用水バスツアーの開催となりました。
参加者数は23名です。久しぶりの開催ということもあって、130名の応募があったそうです。


天気は曇りときどき霧雨、気温は15度くらいでした。


四ツ谷堰では2グループに分かれて、順番に取水堰や除塵機を見学しました。四ツ谷用水についての説明は、村上さん(四ツ谷用水案内人)とみずむすびの方にしていただきました。


沈砂池と開水路の場所までは徒歩で移動しました。四ツ谷用水の水面が見られる場所なので、少し自由に見学します。水路にはコイが泳いでいるのが見られました。


バスで移動し、聖沢にかかっている掛樋を見学しました。


大崎八幡宮の駐車場で下車して、階段下の太鼓橋で説明を聞きます。
再びバスに乗って、東北大学歯学部構内にある支倉堀の横を通過し、宮城県工業用水道管理事務所へ向かいました。


工業用水道事務所で下車して、四ツ谷用水の余剰水が梅田川に放流される地点も見学しました。


最後は、事務所の屋上で説明を聞きました。
見学終了後はバスで市役所まで戻って解散となりました。


広瀬川流清掃(大橋会場)を行いました

実施日:2023年4月22日


第33回広瀬川流域一斉清掃が開催されました。上流の作並会場から閖上海岸まで7会場の実施となりました。
水・環境ネット東北は春は大橋会場を担当しています。参加者は110名です。右岸と左岸に分かれて、4月26日から開催される全国都市緑化フェアのための花畑を踏まないようにしながら清掃しました。


今回はこれまで運営会議で試行していた「調べるごみ拾い」を、参加者の皆さんと一緒に行いました。調査項目は、全国川ごみネットワークの「水辺のごみ見っけ!」を参考にて、飲料ペットボトル・レジ袋・カップ型飲料容器の3種類としています。
https://kawagomi.jp/mikke


収拾したゴミの状況。
<調べるごみ拾いの結果>
・飲料ペットボトル 55
・レジ袋 62
・カップ型飲料容器 46

風の強い中での清掃活動なりました。ご参加くださった皆さまお疲れ様でした。

全会場の実施速報(広瀬川1万人プロジェクト)
https://www.hirosegawa-sendai.org/2023/04/22/1734


せんだい多自然川づくりシンポジウムを開催しました

開催日:2023年3月10日(金)

広瀬川に注ぐ竜ノ口渓谷と梅田川に設置された、全国初の“切欠き魚道”をテーマに、これからの市民参加型の川づくりについて考えました。
(参加者 会場:28名、オンライン12名)


講演「全国初の切欠き魚道と最新の魚道評価の研究」では、林田寿文さん(土木研究所 自然共生研究センター 主任研究員)から、全国初の切欠き魚道ついてご紹介いただきました。広瀬川支流の竜の口渓谷に設置されるまでの経緯、実際の設置にあたってどのような検討を行ったかや改良がなされたかなど興味深いお話を伺いました。その後、梅田川に設置された2基目の魚道についてのご紹介もありました。
また、iPhoneで魚道を測量するという最新機器を使った研究方法について紹介されました。

調査報告「切欠き魚道設置後のモニタリングと仙台流域圏の魚類相」では、伊藤崚さん(宮城教育大学)から竜の口渓谷と梅田川での魚類調査の結果について、詳細にご報告いただきました。魚道の設置によって、今後これらの河川でどのような魚類相の変化や効果が見られるかの考察も伺いました。

活動紹介「仙台リバーズネット・梅田川、水辺のすこやかさ指標そして多自然川づくり」は、矢野篤男さん(東北工業大学 都市マネジメント学科/仙台リバーズネット・梅田川)にお話いただきました。仙台リバーズネット・梅田川が、梅田川とその支流で行った水環境を測る「水辺のすこやかさ指標」の結果から、上流域の環境の良さや、地域とのつながりの弱さのお話がありました。13地点の堰の調査結果についてもご報告いただきました。


最後は、棟方有宗先生(宮城教育大学)にコーディネートしていただき、会場に参加の皆さんと意見交換を行いました。