広瀬川流清掃(大橋会場)を行いました

実施日:2023年4月22日


第33回広瀬川流域一斉清掃が開催されました。上流の作並会場から閖上海岸まで7会場の実施となりました。
水・環境ネット東北は春は大橋会場を担当しています。参加者は110名です。右岸と左岸に分かれて、4月26日から開催される全国都市緑化フェアのための花畑を踏まないようにしながら清掃しました。


今回はこれまで運営会議で試行していた「調べるごみ拾い」を、参加者の皆さんと一緒に行いました。調査項目は、全国川ごみネットワークの「水辺のごみ見っけ!」を参考にて、飲料ペットボトル・レジ袋・カップ型飲料容器の3種類としています。
https://kawagomi.jp/mikke


収拾したゴミの状況。
<調べるごみ拾いの結果>
・飲料ペットボトル 55
・レジ袋 62
・カップ型飲料容器 46

風の強い中での清掃活動なりました。ご参加くださった皆さまお疲れ様でした。

全会場の実施速報(広瀬川1万人プロジェクト)
https://www.hirosegawa-sendai.org/2023/04/22/1734


せんだい多自然川づくりシンポジウムを開催しました

開催日:2023年3月10日(金)

広瀬川に注ぐ竜ノ口渓谷と梅田川に設置された、全国初の“切欠き魚道”をテーマに、これからの市民参加型の川づくりについて考えました。
(参加者 会場:28名、オンライン12名)


講演「全国初の切欠き魚道と最新の魚道評価の研究」では、林田寿文さん(土木研究所 自然共生研究センター 主任研究員)から、全国初の切欠き魚道ついてご紹介いただきました。広瀬川支流の竜の口渓谷に設置されるまでの経緯、実際の設置にあたってどのような検討を行ったかや改良がなされたかなど興味深いお話を伺いました。その後、梅田川に設置された2基目の魚道についてのご紹介もありました。
また、iPhoneで魚道を測量するという最新機器を使った研究方法について紹介されました。

調査報告「切欠き魚道設置後のモニタリングと仙台流域圏の魚類相」では、伊藤崚さん(宮城教育大学)から竜の口渓谷と梅田川での魚類調査の結果について、詳細にご報告いただきました。魚道の設置によって、今後これらの河川でどのような魚類相の変化や効果が見られるかの考察も伺いました。

活動紹介「仙台リバーズネット・梅田川、水辺のすこやかさ指標そして多自然川づくり」は、矢野篤男さん(東北工業大学 都市マネジメント学科/仙台リバーズネット・梅田川)にお話いただきました。仙台リバーズネット・梅田川が、梅田川とその支流で行った水環境を測る「水辺のすこやかさ指標」の結果から、上流域の環境の良さや、地域とのつながりの弱さのお話がありました。13地点の堰の調査結果についてもご報告いただきました。


最後は、棟方有宗先生(宮城教育大学)にコーディネートしていただき、会場に参加の皆さんと意見交換を行いました。


四ツ谷用水フォーラム(2022年度)が開催されました

開催日:2023年3月4日
会場:仙台国際センター展示棟(環境フォーラムせんだい内ステージ)
主催:仙台市


四ツ谷用水フォーラム(水・環境ネット東北が運営受託)が開催されました。令和4(2022)年度は、環境フォーラムせんだい内のステージでの実施となりました。
<プログラム>
・動画上映「孫兵衛と四ツ谷用水」
(「四ツ谷の水を街並みに!」市民の会制作)
・講演「誰でも分かる四ツ谷用水」
 講師:村上英寛氏(四ツ谷用水案内人)
・「四ツ谷用水再発見!デジタルマップ」の紹介


講演では、村上さんから四ツ谷用水について初めて知る方にもわかりやすく、かつボリュームたっぷりの内容でお話していただきました。


フォーラムの最後には、公開されたばかりの「四ツ谷用水再発見!デジタルマップ」についても紹介しました。
Googleマイマップを利用したデジタルマップです。スマートフォンなどを使って、実際に現地を歩きながら見ることもできます。「せんだい環境Webサイトたまきさん」内の「四ツ谷用水再発見事業」のページに掲載されています。

四ツ谷用水再発見!デジタルマップ
http://www.tamaki3.jp/rediscovery/digitalmap/


2023年 初歩きを行いました

実施日:2023年1月8日(日)


2023年の初歩きを行いました。気温は7度ほど、1月にしては暖かい日となりました。
23名(うち子ども2名)で一緒に歩きました。


地下鉄東西線の青葉山駅から出発し、東北大学青葉山キャンパス内を通って、成田山を眺めつつ歩きます。


裏参道から亀岡八幡宮へ行きました。


長い石段を慎重に降りて、お酒&甘酒で一服しました。


東北大学の川内キャンパスに入り、内山隆弘さんから構内にあるわりぐり石を使用したレインガーデンもご紹介いただきました。建物の下にあったものが発掘されて再利用したそうで、もとは広瀬川澱の河原の石だそうです。


東北大学の先生が作られたという、新しくできた千貫沢の遊歩道を小沢沿に歩きました。


建設中の緑彩館の横を過ぎて追廻地区を進みます。


最後は竜の口の魚道の様子を見学し、国際センター駅に戻って解散しました。
盛りだくさんの内容で、約3時間の初歩きとなりました。ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。


梅田川で魚類調査を行いました

実施日:2022年10月29日


梅田川の上流(仙台市青葉区荒巻本沢)で、魚の調査を行いました。
仙台リバーズネット・梅田川、宮教教育大学の棟方先生と学生さんほか有志の方々にご協力いただき、18名ほどで実施することができました。


新しく設置された魚道の下流側ではオイカワ、ドジョウ、アブラハヤ、モツゴが確認できました。


魚道の上下流でも実施。


魚道より上流の枯木橋付近では、ヨシノボリ、ギバチ、オイカワが採れました。オイカワは、魚道ができたことで上がってきたそうです。早速効果がでているようです。


淵には大きなコイ(約65cm)もいました。


モツゴ、ヨシノボリ、ギバチ(と川エビの1種)


現地のあとは、貝ヶ森市民センターで確認できた魚種についての振り返りと今後の活動について話し合いました。