四ツ谷用水親子バスツアー2018(仙台市事業)を開催しました
実施日:2018年7月25日(水)9:00〜12:00
現地案内:「四ツ谷の水を街並みに!」市民の会
2018年の「四ツ谷用水親子バスツアー」には8組18名(小学生と保護者)の参加がありました。天候は晴れ、気温は28度くらいでちょっと蒸し暑い感じです。
たまきさんサロン集合に集合して、出発前にアニメDVDなどを見て四ツ谷用水について予習をします。
バスに乗って、最初は広瀬川の郷六付近にある四ツ谷堰に行きます。
宮城県職員さんからは工業用水道について説明していただきました。取水された水は、キリンビールなどで使用されているそうです。ゴミを取り除く機械も間近で見ることが出来ました。
四ツ谷堰の入口付近には、土木学会の選奨土木遺産の銘板があります。
その次は、沈砂池と、四ツ谷用水の唯一の開水路が見られる場所を見学します。開水路は水が少なく、コイや小魚の姿が見られました。県職員さんのお話のよると、けっこうたくさんの魚が四ツ谷用水内に生息しているとのこと。
四ツ谷用水は掛樋によって沢を越えて流れていきます。聖沢掛樋は、現在はコンクリート性ですが、昔は木製で1辺が1.5mのサイズだったそうです。
バスに乗り、大崎八幡神社、北六番丁、北七番丁から、支倉堀の脇を通って移動しました。途中、河岸段丘の傾斜を確認しながら、以前は四ツ谷用水に水車があったお話などを聞きました。
途中、道が広くなった場所では、四ツ谷用水は桜川と呼ばれていました。桜川にかかっていた上杉山橋の親柱は、小学生が発見したあと今も残っています。
最後は、宮城県工業用水道管理事務所へ行き、四ツ谷用水が梅田川に流れ出るところも見学することができました。広瀬川と梅田川は、四ツ谷用水によってつながっているのです。
「貞山運河界隈の自然観察フットパス2018」が開催されました
2018年7月8日(日)10:00〜14:00
貞山運河(新堀周辺)
仙台市協働まちづくり推進助成事業の助成金を活用した、貞山運河研究所と新浜町内会が主催する2018年度事業です。第2回目は運河を渡らず、内陸側の自然観察(主に植生について)を行いました。
みんなの家に集合し、出発前に講師の平吹先生(東北学院大学教養学部)から説明をしていただきました。海岸の特徴、地質と地形について。新浜地区は、七北田川が残した若干高い場所に鍵状に集落ができています。微地形で植生も異なっていることなど、調査結果を紹介されました。
みんなの家を出発してみんなで歩きます。
ビオトープ田んぼでは、地元のメダカ400匹の保全が行われています。
運河沿いに残った松林の中に入っていきました。貴重な植物が残っているそうです。津波後、ヘビも戻ってきたとのこと。
いっしょに参加してくださった植物の専門家の杉山さんからも、ヤマアワ、グミ、ヒメガマなど道すがら植物について教えて頂きました。
植林している箇所を越え、藪漕ぎして、貞山運河に出ました。
現地を歩いた後は、みんなの家に戻って、今日の感想など意見交換をしました。