平成30年度の「四ツ谷用水フォーラム」を開催しました
四ツ谷用水と仙台の水環境についての理解を深めることを目的に、仙台市が主催する「四ッ谷用水フォーラム」を開催しました。平成30年度は、3名の講師をお招きして四ツ谷用水についてご講演いただきました。
開催日:2019年2月9日(土)13:30~16:00
会場:東北大学大学院環境科学研究科 本館2階 大講義室
参加者:125名 関係団体・スタッフ:20名
東北大学大学院環境科学研究科大講義室の様子。
たくさんの市民の皆様にご参加いただきました。
講演1「遺産“四ツ谷用水”概説」
柴田 尚 氏(仙台・水の文化史研究会 会長)
最初に、柴田さんから現在の四ツ谷用水について基礎的なお話をしていただきました。
講演2「地形と水が育む都市の文化」
皆川 典久 氏(東京スリバチ学会 会長)
今回は、東京から来てくださった東京スリバチ学会の皆川さんにご講演いただきました。東京や京都の地形・水路網を比較紹介しながら、仙台の地形と四ツ谷用水の特色についてお話いただきました。
話題提供「四ツ谷用水での活動提案 ~現在の姿を楽しむことからはじめよう!~」
八十川 淳 氏(東北文化学園大学 教授)
今現在の四ツ谷用水の状況を紹介しながら、これからどう継承していけば良いのか、清掃やフットパス等どのような活動ができるのかについて、八十川先生からご提案いただきました。
質疑応答
コーディネーター:江成 敬次郎 氏(NPO法人水・環境ネット東北 副代表理事)
講演の後は、短い時間でしたが参加者から寄せられた質問(付箋紙に記入)についての質疑応答を行いました。水利権についてや明治時代の衛生状態についてベネチアの事例など様々な質問がありました。また、四ツ谷用水に関する活動の進捗についての質問から、これからの活動ややり方などのアイデアが出されました。
フォーラムと同時開催で、たまきさんサロン(東北大学大学院環境科学研究科 本館1階)で、四ッ谷用水パネル展も開催しました。
2/9~2/15の1週間、「四ツ谷の水を街並みに!」市民の会、仙台・水の文化史研究会の2団体のご協力を得て、四ツ谷用水に関する貴重な資料・図面を展示していただきました。