四ツ谷用水フォーラム(2022)が開催されました

開催日:2022年3月19日
主催:仙台市
企画運営:NPO法人水・環境ネット東北


毎年開催されてきた四ツ谷用水フォーラムですが、新型コロナウイルスの影響で前年度は開催できませんでしたので、約2年ぶりのフォーラムとなりました。
会場の定員を約半数程度とし、Zoomを使用したオンライン配信も併用してのハイブリッド形式で行いました。


柴田尚さん(仙台・水の文化史研究会会長)から「地形・地盤に着目した四ツ谷用水」と題して、1どうして生活用水が確保できたか、2誰が四ツ谷用水を作ったのか、3どうして杜の都が作られたのかについて、これまでの研究成果をご講演いただきました。


続いて話題提供として、村上英寛さん(四ツ谷用水案内人)から「これからの案内活動のあり方について」、クロスリアリティ(現実世界と仮想世界を融合すること)によるVR、AR、IT技術を活用した四ツ谷用水の案内の可能性などをお話いただきました。


内山隆弘さん(東北大学施設部キャンパスデザイン室専門職員)からは「支倉堀跡のレインガーデン」がつくられた経緯や、東北大学の歯学部構内に残っている開渠の遺構である支倉堀と、星陵キャンパスの魅力を紹介していただきました。あわせてレインガーデン(雨庭)と自然状態に近い水循環への期待についても話されました。

講演の後は、「伊達な歴史の新体験」(VR体験)https://sendai-vrtour.jp/ja/pc.htmlの芭蕉の辻の紹介や、書籍等、四ツ谷用水に関する新しい情報提供を行いました。