第11回雨水サロンを開催しました

○主催:雨水ネットワーク東北
○日時:2018年5月11日(金) 18:00~20:00
○会場:仙台市市民活動サポートセンター

この日は、雨水ネットワーク東北の第4回総会を行い、その後「第11回雨水(あまみず)サロン」を開催しました。

八十川淳氏(東北文化学園大学 科学技術学部建築環境学科 教授)をお招きして、「東日本大震災の梅田川における応急取水活動の実態調査」について、話題提供していただきました。
震災時の雑用水確保として、梅田川での応急取水についてヒアリングやアンケート行った調査研究報告です。
話題提供いただいた後は、非常時の雑用水の必要性や、川の水の利用と親水性のつながり、町内会の取り組みなど、様々な意見交換を行いました。

第25回広瀬川流域一斉清掃(大橋会場)を行いました

実施日 2018年4月21日(土)10時〜

広瀬川1万人プロジェクト実行委員会が主催で、春の広瀬川流域一斉清掃を行いました。作並から閖上海岸まで、6会場で実施となりました。水・環境ネット東北は、大橋会場を担当しました。


当日はお天気も良く、スタッフ含め102名で、大橋付近の左岸・右岸で清掃活動を行いました。
秋は、2018年9月29日(土)に実施する予定です。

他の会場については、広瀬川1万人プロジェクトのサイトをご覧ください。
http://www.hirosegawa-sendai.org

「小さな自然再生」現地研修会に参加しました

第8回「小さな自然再生」現地研修会 in 秋田県大仙市・斉内川に参加してきました。
開催日 2018年2月27日(火)9:30~17:00
会場 大曲地域職業訓練センター(秋田県大仙市)

費用が安価で、子どもからお年寄りまで誰もが気軽に参加し、そして時には失敗をしながらも活動の効果が短期間で目に見える、そんな地域による取組みとして、「小さな自然再生」が各地で行われています。


今回、秋田で開催された「小さな自然再生」現地研修会に参加してきました。季節的に現地に行くことはできませんでしたが、午前の座学と、午後はワークショップが行われました。
秋田県の方をはじめ、定員を超える約100名の参加がありました。

(座学)
・「小さな自然再生のすすめ『河川生態系のしくみ』」
 三橋弘宗さん(兵庫県立大学自然・環境科学研究所)
・事例紹介
-「小さな自然再生と多自然川づくり」
 岩瀬晴夫さん((株)北海道技術コンサルタント)
-「できることからはじめよう水辺の小さな自然再生」
 瀧健太郎さん(滋賀県立大学環境科学部)


ワークショップは、「道の駅と直結した水辺の小さな自然再生と地域の賑わい創出」をテーマに、グループにわかれてアイデアを出し合いました。グループ毎に発表を行い、最後は講師の岩瀬さんから考え方について等の技術解説がありました。

研修会はとても面白い、興味深い内容でした。もし機会があれば、身近な川で「小さな自然再生」の実践ができたらいいなと思います。

(参考)
日本河川・流域再生ネットワーク(JRRN)http://www.a-rr.net/jp/
「第8回 小さな自然再生現地研修会@秋田県大仙市・斉内川 開催報告」(2018年3月発行)
http://jp.a-rr.net/jp/activity/publication/222
水辺の小さな自然再生 ホームページ
http://www.collabo-river.jp

貞山運河フォーラムが開催されました

期日 2018年2月25日(日)12:00〜16:30
会場 せんだいメディアテーク 1F オープンスクエア


貞山運河研究所と新浜町内会が主催で、貞山運河フォーラム「今、貞山運河で〜魅力的活用に向けて〜」が開催されました。仙台市協働まちづくり助成事業の助成金を活用して開かれたものです。
当日は、約200名の市民に参加いただきました。
(貞山運河フォーラムの概要はこちら)


フォーラムでは、川島秀一先生(東北大学 災害科学国際研究所 教授)による基調講演「水辺の暮らしと文化」と、6名のパネラーによるパネルディスカッション「貞山運河の魅力的活用」が行われました。パネルディスカッションでは、会場の参加者も交えて、様々な議論がありました。


また、会場では、かつて名取市閖上にあった復元された小型和船の「さくば」の展示や、川俣正先生の「みんなの橋プロジェクト」の紹介、貞山運河や周辺における20以上の活動・団体についてのパネル紹介も行いました。

そして、仙台市協働まちづくり助成事業の1つとして、「貞山運河往来絵図」(貞山運河マップ)も販売され、たくさんの方に購入していただきました。

平成29年度四ツ谷用水フォーラムを開催しました

日時:2018年2月3日(土)13:30~16:00
集合:東北大学大学院環境科学研究科 本館2階 大講義室


仙台市の委託事業で、四ツ谷用水と仙台の水環境についての理解を深めることを目的に、2名の講師を招いて「四ツ谷用水フォーラム」を開催しました。たくさんの方にご参加いただきました。


「四ツ谷用水と他の城下用水を比較する」
新関昌利氏(『四ツ谷の水を街並みに!』市民の会 会長)

新関さんからは、「近世城下町の街割・用水付設と身分社会―仙台を例として―」詳しい資料を配布していただきました。近世城下町において城下町の設計と用水の関係が重要であることから、仙台城下と、福井や米沢の城下を比較しながら用水についてお話し下さいました。


「政宗のまちづくりと広瀬川水運」
菅野正道氏(仙台市博物館 主幹兼学芸普及室長)

菅野さんからは、仙台城や城下町の建設に際して必要であった輸送路としての広瀬川のお話がありました。交易の港としての閖上や、運河(木引堀)の役割、六郷堀・七郷堀についてお話しいただきました。


お二人の講演の後は、参加者から寄せられた質問(付箋に記入)を元に質疑応答を行いました。
「四ツ谷」という名称についての質問では、取水地の地名が名前の由来ではないかというお話でした。必ずしも漢字の「谷」とは関係なく、仙台では「沢」と言っていたそうです。
その他、町づくりの構想と地相について、用水の細かく厳しい管理や、木流し堀、長町利府断層と河岸段丘、仙台城の湧水についてなど、多岐にわたる興味深いお話になりました。


2月3日(土)~16日(金)は、たまきさんサロンで四ツ谷用水パネル展示も行いました。展示は、『四ツ谷の水を街並みに!』市民の会、仙台・水の文化史研究会、仙台リバーズネット・梅田川にご協力いただきました。