樋井川流域のあまみず関連施設巡り

「第10回 いい川・いい川づくりワークショップ in 九州」のエクスカーション(2017年9月8日)では、あまみず関連施設巡りに参加してきました。雨水利活用の活動もこの頃は多いので、勉強です。

見学先は、5箇所。時間がなかったため、福岡大学内にあるあまみず科学センターは、9月10日のワークショップ終了後に見学させてもらいました。


■渡辺邸:雨の家
雨水の貯留・浸透・活用を想定して建設された個人住宅。

地下の17.5トンの貯留槽には、きれいな雨水が溜まっていました。トイレ洗濯お風呂に1ヵ月(最大2ヶ月)使えるとか。ゴミを沈める層には、5年で1cmほどたまったくらい。飲めるそうです(自己責任で)。


■中村大学田島グラウンド
軟式野球場の1万m2を10cm切り下げ、グラウンド全体で1,000tの水を溜める。


■川処 千力そば屋のあめにわ
樋井川沿いのそば屋で、軒先に雨水を利用した庭を設置。樽の中にはメダカが泳いでいました。


■あめにわ憩いセンター
築50年の民家を開放し、あまみずを介した地域の交流の場となるよう開設。足湯やかめを利用した雨水貯留(計画11トン)、庭への浸透による流出を抑制。サンルーム(語らいの場)や、学習室もあります。
あめにわ憩いセンター
http://amamizushakai.wixsite.com/amamizu/blank-8
あまみず社会研究会
http://amamizushakai.wixsite.com/amamizu


■あまみず科学センター(福岡大学内)
あまみず社会の概念、貯留や浸透について学ぶことが出来る施設を目指して設置。穴あき雨水タンク、雨を利用した植栽・造園施設、雨水浸透施設(建設中)。

「第9回雨水サロン」を行いました


主催:雨水ネットワーク東北
日時:2017年9月5日(火)18:00~20:00
場所:仙台市市民活動サポートセンター

第9回の雨水サロンは、NPO法人防災・減災サポートセンターの今野隆彦さんと守屋資郎さんに話題提供していただきました。

今野さんからは「地盤と“水(雨水)”について~こまった“みず”のふるまい~」と題して、水に関する自然災害のがけ崩れ、土石流、地すべり、液状化について、雨の降り方や地形・地盤の関係など説明して下さいました。また、身を守るために、減災のため必要な情報として、どこにどんな災害が起きるか、避難場所は適切か、自分の住んでいるところの安全性などがあげられました。地震時の避難場所と洪水・浸水、津波時の避難場所は別に考える必要があります。最後に、手づくりの防災マップ「マイマップ」について紹介されました。

宮城県では、洪水ハザードマップが公開されています。
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kasen/ki-kouzui-hm.html
仙台市のページはこちらに変更になっているようです。
http://www.city.sendai.jp/kekaku/kurashi/anzen/saigaitaisaku/fusuigai/map.html
宮城県の揺れやすさマップ
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kentaku/bousaimap.html

守屋さんからは「仙台付近の水理地質と三滝安山岩類の役割」のお話がありました。
最初に、仙台周辺の地史ということで、2600万年前くらいからの日本について。仙台は地下水、地質が多様で、段丘や断層帯、うねりから湧水が出ています。
そして、三滝玄武岩(硬い、割れ目が多い、石材に使われる)岩体からの湧水、梅田川の源流のお話へとなりました。

参加された方との質疑応答など、時間ギリギリになっても話題が尽きませんでした。今野さん、守屋さんありがとうございました。
終了後はいつもどおり二次会へ行きました。

「海辺散策〈新浜編〉」に参加しました

開催日:2017年9月3日(日)

今年度、ほぼ月1回開催されている貞山運河でのイベントです。今回は、せんだい3.11メモリアル交流館(http://sendai311-memorial.jp)と連携して行われました。


せんだい3.11メモリアル交流館の田澤さんは、新浜地区で地域の歴史、生活文化などの聞き取りもされているとのこと。まち歩きの案内をして下さいました。


最初に、境内に大銀杏が残る照徳寺に行きました。海見寺とも言われることから、400年前はここから海が見えたのでは、と。地域に残る包み焼き人形や、お地蔵さんのお話など伺いました。


新浜のおけどう堀の宝橋。水生植物が繁茂していて、ミズアオイ、ガマ、マコモが見られます。以前は、各家庭で盆ござを作っていたそうですね。

町内を歩いた後は、渡し舟で貞山堀を渡り、松の植林地を越えて海岸まで行きました。今月は、ハマニガナという黄色い花が見られました。

新浜みんなの家に戻ってから昼食をとり、午後は意見交換会を行いました。

「天水桶手づくり講座」を実施しました

○日時:2017年8月19日(日)10:00〜12:00
○会場:仙台農業園芸センター


主催:雨水ネットワーク東北、協力:仙台リバーズネット・梅田川で、ポリバケツを使った天水桶(雨水タンク)の手づくり講座を実施しました。


3グループに分かれて実習をします。実際に行うのは、ポリバケツに3箇所穴を開ける作業です。その後、取り付け方の説明や質疑応答などを行いました。
完成品は、最後の獲得合戦(じゃんけん)で勝った3組の方にお持ち帰りいただきました。

この事業は、一般財団法人セブン-イレブン記念財団の助成を受けて実施しています。
今年度は、10月21日(土)に第2回目を予定しています。

「貞山運河の船遊びと新浜フットパス」が開催されました

新浜で毎月開催されているイベントの3回目です。
今回は、貞山運河でさくば(小型和船)やEボート(大型カヌー)に乗りました。
天候は曇りのち晴れ、ちょっと蒸し暑い日になりました。

主催:貞山運河研究所・新浜町内会
日時:2017年8月6日(日)10:00~


さくば(和船)は、かつて閖上にあった小型和船を歌津の岩石棟梁が再現したものです。船頭さんがこいでくれます。


Eボート(10人乗りの大型カヌー)体験では、皆でパドルを持ってこいで進みました。


午後は、みんなの家で意見交換をしました。「せんだい・アート・ノード・プロジェクト」の川俣正さんと、フランスの学生さんも参加してくださいました。
新浜に橋を架ける「みんなの橋プロジェクト」の案として、模型も登場しました。

せんだいメディアテークのアートノードについては下記ページへ。
https://artnode.smt.jp