せんだい多自然川づくりシンポジウムを開催しました
開催日:2023年3月10日(金)
広瀬川に注ぐ竜ノ口渓谷と梅田川に設置された、全国初の“切欠き魚道”をテーマに、これからの市民参加型の川づくりについて考えました。
(参加者 会場:28名、オンライン12名)
講演「全国初の切欠き魚道と最新の魚道評価の研究」では、林田寿文さん(土木研究所 自然共生研究センター 主任研究員)から、全国初の切欠き魚道ついてご紹介いただきました。広瀬川支流の竜の口渓谷に設置されるまでの経緯、実際の設置にあたってどのような検討を行ったかや改良がなされたかなど興味深いお話を伺いました。その後、梅田川に設置された2基目の魚道についてのご紹介もありました。
また、iPhoneで魚道を測量するという最新機器を使った研究方法について紹介されました。
調査報告「切欠き魚道設置後のモニタリングと仙台流域圏の魚類相」では、伊藤崚さん(宮城教育大学)から竜の口渓谷と梅田川での魚類調査の結果について、詳細にご報告いただきました。魚道の設置によって、今後これらの河川でどのような魚類相の変化や効果が見られるかの考察も伺いました。
活動紹介「仙台リバーズネット・梅田川、水辺のすこやかさ指標そして多自然川づくり」は、矢野篤男さん(東北工業大学 都市マネジメント学科/仙台リバーズネット・梅田川)にお話いただきました。仙台リバーズネット・梅田川が、梅田川とその支流で行った水環境を測る「水辺のすこやかさ指標」の結果から、上流域の環境の良さや、地域とのつながりの弱さのお話がありました。13地点の堰の調査結果についてもご報告いただきました。
最後は、棟方有宗先生(宮城教育大学)にコーディネートしていただき、会場に参加の皆さんと意見交換を行いました。
四ツ谷用水フォーラム(2022年度)が開催されました
開催日:2023年3月4日
会場:仙台国際センター展示棟(環境フォーラムせんだい内ステージ)
主催:仙台市
四ツ谷用水フォーラム(水・環境ネット東北が運営受託)が開催されました。令和4(2022)年度は、環境フォーラムせんだい内のステージでの実施となりました。
<プログラム>
・動画上映「孫兵衛と四ツ谷用水」
(「四ツ谷の水を街並みに!」市民の会制作)
・講演「誰でも分かる四ツ谷用水」
講師:村上英寛氏(四ツ谷用水案内人)
・「四ツ谷用水再発見!デジタルマップ」の紹介
講演では、村上さんから四ツ谷用水について初めて知る方にもわかりやすく、かつボリュームたっぷりの内容でお話していただきました。
フォーラムの最後には、公開されたばかりの「四ツ谷用水再発見!デジタルマップ」についても紹介しました。
Googleマイマップを利用したデジタルマップです。スマートフォンなどを使って、実際に現地を歩きながら見ることもできます。「せんだい環境Webサイトたまきさん」内の「四ツ谷用水再発見事業」のページに掲載されています。
四ツ谷用水再発見!デジタルマップ
http://www.tamaki3.jp/rediscovery/digitalmap/
環境フォーラムせんだい(2023)にブース出展しました
開催日:2023年3月4日
会場:仙台国際センター 展示棟
環境フォーラムせんだいが3年ぶりに開催されました。水・環境ネット東北は、仙台リバーズネット・梅田川、雨水ネットワーク東北と共同で、雨水利活用についてのブース出展を行いました。
仙台防災未来フォーラム2023の会場での開催となったこともあり、たくさんの方にブースに立ち寄っていただきました。
ブースでは、2022年12月に行った雨庭ワークショップでつくった案を元に、1月〜2月で作成した雨庭模型も展示しました。
アートノード・ミーティング10 ×貞山運河フォーラム2023が開催されました
創造する運河3 〜貞山運河小屋めぐりから考える未来〜
開催日:2023年2月26日
会場:せんだいメディアテーク
主催:せんだいメディアテーク/貞山運河倶楽部
<出演>
貞山運河倶楽部
川俣 正(アーティスト)
佐々 瞬(アーティスト)
佐立 るり子(アトリエサタチ)
佐藤 貴宏(映像作家)
建築ダウナーズ
甲斐 賢治(せんだいメディアテーク)
2021年、2022年に実施された「貞山運河小屋めぐり」で実際に小屋を制作したアーティストの方々が、それぞれの想いを語り、これからの取組について参加者も交えて意見交換を行いました。
話されたことは黒板に書き出されていきました。
「広瀬川1万人プロジェクト実行委員会 設立20周年記念総会及び講演会」が開催されました
主催:広瀬川1万人プロジェクト実行委員会
開催日:2023年1月27日(金)
広瀬川1万人プロジェクト実行委員会の設立20周年を記念して、総会と講演会が開かれました。
会場の仙台市市民活動サポートセンターには、実行委員や関係者65名が参加しました。
実行委員長、来賓のご挨拶の後、事務局長の菅原さんから2022年度の活動報告が行われました。
これまでの会の運営や一斉清掃活動に長年ご尽力なさった個人5名および14団体に、感謝状が贈呈されました。
NPO法人水・環境ネット東北も感謝状を頂戴しました。
イベント後半は、棟方有宗氏(宮城教育大学 准教授)による講演「広瀬川の環境とサケの遡上」が行われました。
広瀬川水系の特徴から、魚類の現状、そして現在遡上が減っているシロザケについて解説していただきました。また、今後の広瀬川水系のビジョンについてもお話いただきました。